その他
大腸コールドポリペクトミー
当院では大腸ポリープに対する外来治療として、コールドポリペクトミーを実施しています。
大腸カメラ予約時にポリペクトミーの希望を確認し、同意書に記名いただきます。
大腸ポリープに専用のスネア(輪状の細いワイヤー)を掛け、非通電(熱を使わないのでコールド)のまま切除する方法です。
実施後はわずかに出血しますが、帰宅後に問題となるような大出血をきたす可能性が非常に低い手技であり、外来で実施可能です。
便潜血検査が陽性で二次検査として大腸カメラを受けた場合、3割程度の方に大腸ポリープが見つかります。
大腸ポリープは主に腺腫と過形成性ポリープに分類されます。
腺腫は大きいものほど、癌化のリスクがあります。
コールドポリペクトミーの対象は5-10mmの腺腫ですが、5㎜未満の腺腫や過形成性ポリープを切除することもあります。
10mm以上のポリープ、出血しやすいポリープ、癌が強く疑われるポリープは切除せず、専門医療機関に紹介いたします。
当院ではコールドポリペクトミーの対象を下記の条件に限定していますので、ご了承ください。
・70歳以下
・抗凝固薬や抗血小板薬を内服していない方
・保険診療(人間ドックや健診の当日は実施できません)